★★★★★衝撃の傑作、あらわる!「パラサイト〜半地下の家族〜」
どーも、富田です。
本日は最近見た作品、
「パラサイト〜半地下の家族〜」
のレビューをします。
結論から言いますと、
超オススメです。
オススメ度 星5 ★★★★★
衝撃的な作品、是非見てほしい!
「パラサイト〜半地下の家族〜」
公開 2019年 韓国
※ほんのり序盤のネタバレがありますので、
一切情報を入れたくない人は読まないようお願いします
1️⃣想像を遥かに超えた物語
本作品は、韓国の格差社会をコミカルに批判的に描いている、という前振りだったので、
内容はある程度予想できるだろうと思っていました。
序盤〜中盤は確かに予想していたような内容で、それはそれで十分に楽しめるのですが、
中盤あたりから物語は思わぬ方向に向かっていきます。
家族や生きることそのものへのアプローチもあり、いい意味で期待を裏切られました。
見た後は頭を強く打たれたような衝撃が走り、
コレはやられた!という感じでエンドロールを
眺めていました。
2️⃣家族の正しい在り方とはなんなのか?
本作品では、お金持ちの家と、半地下の貧乏家族がかなり対照的に描かれています。
その中で、結局家族ってどうあるのがいいのかなぁと思わず考えさせられました。
①家族との物理的な距離
お金持ちの家は広く、家族同士が独立した空間で過ごしています。
一方で貧乏な家族は、家も狭いので家族が常に同じ空間で密に過ごしています。
コレは家の広さからして当たり前っちゃ当たり前なのですが、
そのあたりが対比的に描かれており、
家族間の距離について考えさせられました。
②家族との心理的な距離
半地下の家族がお金持ちの家に寄生していく過程で、半地下家族は強いチームワークを発揮します。その結束力は見事なもので、お金持ち家族の独立した関係性と対照的に描かれていました。
①の物理的な距離とも相関があるかと思いますが、家族とどういう距離感で接すればよいか悩んでいる人は多いかと思います。
本作を見ることで、家族との関係性について考え直すキッカケになるかもしれません。
3️⃣これからの格差社会をどう生きるのか
本作でテーマとして描かれた格差社会について、作品をきっかけに自分はどう生きていくのか考えてみました。
はっきりいうと、もう全員が同じ場所を目指す時代は終わったんだと思います。
これからは、各自が自分の好きなところに行き、好きなように暮らす時代が来るんだと思います。
ろくに働かずに半地下の暮らしをするも良し、
がっぽり稼いで豪邸に住むも良し。
今は金持ち=凄い、憧れ
ですが、ベーシックインカムなどが導入されれば、そのような流れも変わってくるでしょう。
それぞれが、それぞれのために生きる時代。
不安でもあるし、楽しみでもあります。
◇とにかく、気になってる人は見てくれ!
やや脱線しましたが、本作はエンタメとしても楽しめ、家族や生き方なんかについても考えさせられる、衝撃のブラックコメディになっておりますので、少しでも興味のある方は是非ご自身の目で確かめていただきたいと思います。
また衝撃の作品が有れば、こちらで紹介したいと思います。
ではまた。